created: 2021-03-12T09:17:07.000Z

HTTPのVaryヘッダについて

  • Varyは中間のキャッシュサーバで活用することが期待されてるヘッダ
  • nginx や h20 などのオリジンサーバがレスポンスヘッダに入れてキャッシュサーバを制御するために使う
  • キャッシュサーバは Vary の指定を参照して、キャッシュをいくつかに分けて保持する
    • Vary: HOGEHOGE と指定した場合はHOGEHOGEヘッダの値を参照してキャッシュを複数もつことになる

Vary: Accept-Encoding とすると、キャッシュサーバは同じURLでも次の2種類のキャッシュを保持してくれる

  • Accept-Encoding: gzip
  • Accept-Encoding: plain

たとえば、古いガラケーでは gzip が inflate できなかったので、gzip 圧縮されたキャッシュをクライアントに返してしまうと表示ができない。 Vary: Accept-Encoding と指定して、ガラケーの場合はガラケー用のキャッシュを保持/返答するようにしないといけない。

参考

SLO サービスレベル目標 ―SLI、SLO、エラーバジェット導入の実践ガイド
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Alex Hidalgo, 山口 能迪 (単行本(ソフトカバー))