created: 2024-05-16T03:31:36.360Z
バンド練習で曲をコピーするときのコツ
趣味でドラムをやっていてバンドで叩くことがある。
だいたい結婚式や会社の余興で演奏するので、オリジナルの曲を作るというよりも既存の曲をコピーする。結婚式なら結婚式っぽい曲をどこからかもってきて新郎か新婦と練習して披露する。持ってきた曲のフレーズを叩けるよう練習しなくてはならない。
曲をコピーするときのコツがいまさら分かってきたのでまとめておく。
- 練習したいところだけ練習できるようにする
- 一番難しそうなところを先にクリアする
- 1 回目のスタジオバンド練でおさえておくべきところ
- 2 回目のスタジオバンド練でおさえておくべきところ
この 4 つはコツである。特別な技術や知能がなくても知ってるだけで苦労が減るものだ。
練習したいところだけ練習できるようにする
ドラムはリズムを担当するパートなので、演奏中 90% は同じような動作をしている。その 90% の部分が難しいということはあまりない。残りの 10% の部分で練習が必要になる。
面倒だけれども、複雑なフィルとかキメの部分を切り抜いた mp3 を作っておくほうが苦労はすくない。
切り抜くツール
一部分だけ練習するアプリ
一番難しそうなところを先にクリアする
10% の部分を練習するのだけれども、そのなかの 1% くらいは初見だと何をやっているかわからなかったりする。それはその曲の一番難しい部分である。まず何をしているか判明させないといけない。
- アプリでゆっくりにして聴く
- あんまり遅くするとガビガビでききとれなくなる
- カウントをとりながら聴く
- 拍が合わないような気がしてたら裏拍で入ってたりとか
一番難しいフレーズを最初にクリアするのには理由がある。それは二番めに難しいフレーズは一番難しいフレーズを簡単にしたものだからだ。
曲には曲調や構成という枠組みがあり、それにマッチするフレーズが選ばれる。曲中のフレーズは似ていて大差がない。あとドラマーの手癖とかもある。そういうのを飲み込んだうえで二番めに難しいフレーズを練習すると一瞬で終わったりする。練習で悩む時間は少ないほうがよい。
1 回目のスタジオバンド練でおさえておくべきところ
- 最初の入り
- キメ
- ブレイク
- 終わり方
これらは曲の構成にかかわる部分でドラムの責任が大きい。ドラムがこの部分をたたけてないとバンド全体の練習の効果が落ちる。
逆にいうとこの部分ができてればほかのところでコッソリ手を抜いていても文句を言う奴はいない。初回の練習だと他の人も自分のことに手いっぱいでドラムがなにをやってるかなんて気にしていない。
最低限キメのリズムは口述できるように
キメのリズム/フレーズがやたら難しい曲もある。初回ならそういうのは簡易版でたたいてお茶をにごしちゃうのがよい。
ただし、そのキメのリズムは口述できるようにはしておく。昔からの格言で「口で言えないフレーズは叩けない」というものがある。リズム通り手足が動かなくても、そのリズムを認知はしておく。(ときどき他のパートの人に説明する必要があったりする)
2 回目のスタジオバンド練でおさえておくべきところ
だいたいライブをやるまで 4 回くらいバンド練がある。
経験上は 4 回目のバンド練前にがんばって個人練をしてドキドキしながらライブにのぞむことが多かったけど、これはあんまり賢くないわけである。
1 曲の会得するまでにかかる練習時間はだいたい一定だ。2 回目の練習で完璧にするのと 4 回目の練習で完璧にするのでも、どちらでも個人練の時間はだいたい一緒だ。それなら 2 回目の練習でできる部分はやってしまうほうがどう考えてもいいだろう。きちんと曲が叩ける状態でバンド練を積んだほうがライブのクオリティは格段に高い。
最後のは頭ではわかってても難しい。でも最後のが一番効果が大きい。